こんばんは。
今日は午後から「平成29年度 三河の山里 企業実践者報告会」に出席してきました。
約4時間に及ぶ長丁場でしたが、一人一人の発表に聞き入っているうちにあっと言う間に全ての発表が終了しました。
一人当たりの発表が10分、質疑が15分で8名の実践者からの発表がありました。
私自身以前豊森なりわい塾に通っていた経験があるため、山里での農的な暮らしやなりわいについては非常に興味があるので勉強のためにもお話を聞いてきました。
少子高齢化が進む山里においても、やりようによってはそこで生活していける程度の収入や基盤を築き上げることができるはずです。
そういった方を多く輩出し、山里に暮らす若者を増やしていくためにはそれをサポートする仕組みや機関が不可欠だと思います。
そういう面が進んでいる豊田市等を参考にしながら新城市での可能性も模索していきたいです。
それでは、発表者8名の取り組みの概要を紹介しておきます。
有城辰徳さん(一般社団法人ダモンデ 代表理事)
今回は「DA MONDE TRAIL」に代表されるイベント振興事業の発表は割愛し、「拠点作り、平日インバウンドの促進」を目指した部分を中心にお話を頂きました。「着地点化」という言葉が耳に残り、これからの活動の広がりが非常に楽しみになりました。
また、拠点については地域からも要望が出ており、そういった方々とも連携を取りながら進めていくということなのでどんな姿になるのか今後も追っていきたいです。
そして、スポーツをしない地域の方がどういった形でサポートとして関わっていくかの仕組づくりにも期待しています。
池田啓さん
現在は石窯ピザ体験や出張料理人としての活動がメインのようです。非常に魅力的な料理を時には新城市のだわりやさん等でも振舞っているということなので、機会を見て是非とも一度食べて見たいです。
飲食業界は競争率も高く厳しさがあると思われますが、高付加価値がどんな形で実践されていくのか興味が湧きました。
石橋徹さん(まいにちブルーベリー)
今回発表頂いた中で個人的に最も収益確保の安定性を感じたの石橋さんの事業です。
どんぐりの里いなぶという年間50万人以上の来客がある圧倒的な集客力・市場があるからです。「ファームいなぶ」出身の若手農家が多く育っていくことを望みます。
河原和明さん
「月猿虎」がオープンしたという話を事前に噂には聞いていて興味を持っていましたが、今日のお話を聞いてより行きたくなりました!
まずは近いうちに一度お店に行ってみた上で感想等紹介したいと思います。
佐伯朋美さん
佐伯さんの発表は聞いているだけでなんだかほっこりした気分になりました。
写真家のニーズは田舎にも多くあると感じました。写真を撮ってもらうことが特別だった時代を生きてきた高齢者の方々を被写体として撮影することは、収入を得る以外にも様々な価値があると感じました。
清水潤子さん
女性ハンターという珍しい方のお話ということで衝撃的な新発見ばかりで興味深く聞かせて頂きました。ジビエ業界も競争率が高いそうですので、今後ますます差別化していく必要があるのであろうと感じました。
清水さんが経営されている「山里カフェ Mui」は3/19から春季オープンだそうですので、興味がある方は是非とも足をお運びください。
庄司知教さん(合同会社 木かんしゃ 代表社員)
「環木の家」という初めて知った家のスタイルでしたが、すごく面白みのある家だと感じました。
しかし、家を建てるという事業はその性質上様々な課題が立ちはだかってくると思います。素晴らしいビジョンをお話頂いたので、それを力強く実現させていって欲しいと感じました。
以前お会いしたこともある庄司さんはとにかく熱い漢なので、必ず夢を叶えていける人だと思っています。
鈴木孝浩さん
まさに「面白い空間づくり」を具現化しているのがタカハウスです。
私もアースバックハウスの製作に関わりましたが、皆でセルフビルドを共有することがあれほどまでに楽しさを生み出すことに驚かされました。
様々な面白い取り組みを生み出し続けている活動が気になった方は、是非ともブログをチェックしてみてください。
全ての発表を通して、多くの刺激と学びのある時間を過ごすことができました。
各起業実践者の今後の活動を注意深く見守っていくと共に、「三河の山里 サポートデスク」の取り組みそのものについても理解を深めていきたいと思います。
また、安形さんの総括の中でお話のあった「チャレンジする人の生態系を生み出す」という言葉こそが、これからの山里での暮らしに大きな影響を与えていくエッセンスになると感じました。
チャレンジがますます増えれば、その先の可能性は無限大に拡がっているはずです。
民間でのチャレンジを行政・議会がどうサポートしていけるかも模索する必要がありそうです。
考えだすとキリがなく寝れなくなりそうですので、今日はこのあたりで…
それでは、また明日!