【宣伝】2/3は第6回新城市「市民まちづくり集会」

こんばんは。

いよいよ、今週末の2/3(土)に「市民まちづくり集会」の開催が迫ってまいりました。

第6回目の開催となる今回のテーマは「公共施設」です。

事前申し込みなしで誰でも参加できますので、ご都合がつく方は是非ともご参加ください。

私も「第1部 “いま”を知ろう!」の中で、7分程度で市議会からの発表を担当させて頂きます。

“公共施設 X 議会” という現時点で中々話し辛い面がありますが、精一杯お話させて頂ければと思います。

託児サービスもあるそうですので小さなお子さんがいらっしゃる方は、まちづくり推進課までお申込みください。

市民まちづくり集会の目的である「意見交換や情報共有」という役割が果たせるように実行委員としてベストを尽くし、より良い集会を作り上げたいと思います。


明日は朝から2月臨時会です。

その後、全員協議会やまちづくり集会の実行委員会等々、盛り沢山の1日となりそうです。1日しっかりやりきります。

皆既日食がバッチリ見られた夜でした。

それでは、また明日!

【学び】三河の山里 企業実践者報告会

こんばんは。

今日は午後から「平成29年度 三河の山里 企業実践者報告会」に出席してきました。

約4時間に及ぶ長丁場でしたが、一人一人の発表に聞き入っているうちにあっと言う間に全ての発表が終了しました。

一人当たりの発表が10分、質疑が15分で8名の実践者からの発表がありました。

私自身以前豊森なりわい塾に通っていた経験があるため、山里での農的な暮らしやなりわいについては非常に興味があるので勉強のためにもお話を聞いてきました。

少子高齢化が進む山里においても、やりようによってはそこで生活していける程度の収入や基盤を築き上げることができるはずです。

そういった方を多く輩出し、山里に暮らす若者を増やしていくためにはそれをサポートする仕組みや機関が不可欠だと思います。

そういう面が進んでいる豊田市等を参考にしながら新城市での可能性も模索していきたいです。

それでは、発表者8名の取り組みの概要を紹介しておきます。

有城辰徳さん(一般社団法人ダモンデ 代表理事)

今回は「DA MONDE TRAIL」に代表されるイベント振興事業の発表は割愛し、「拠点作り、平日インバウンドの促進」を目指した部分を中心にお話を頂きました。「着地点化」という言葉が耳に残り、これからの活動の広がりが非常に楽しみになりました。

また、拠点については地域からも要望が出ており、そういった方々とも連携を取りながら進めていくということなのでどんな姿になるのか今後も追っていきたいです。

そして、スポーツをしない地域の方がどういった形でサポートとして関わっていくかの仕組づくりにも期待しています。

池田啓さん

現在は石窯ピザ体験や出張料理人としての活動がメインのようです。非常に魅力的な料理を時には新城市のだわりやさん等でも振舞っているということなので、機会を見て是非とも一度食べて見たいです。

飲食業界は競争率も高く厳しさがあると思われますが、高付加価値がどんな形で実践されていくのか興味が湧きました。

石橋徹さん(まいにちブルーベリー)

今回発表頂いた中で個人的に最も収益確保の安定性を感じたの石橋さんの事業です。

どんぐりの里いなぶという年間50万人以上の来客がある圧倒的な集客力・市場があるからです。「ファームいなぶ」出身の若手農家が多く育っていくことを望みます。

河原和明さん

「月猿虎」がオープンしたという話を事前に噂には聞いていて興味を持っていましたが、今日のお話を聞いてより行きたくなりました!

まずは近いうちに一度お店に行ってみた上で感想等紹介したいと思います。

佐伯朋美さん

佐伯さんの発表は聞いているだけでなんだかほっこりした気分になりました。

写真家のニーズは田舎にも多くあると感じました。写真を撮ってもらうことが特別だった時代を生きてきた高齢者の方々を被写体として撮影することは、収入を得る以外にも様々な価値があると感じました。

清水潤子さん

女性ハンターという珍しい方のお話ということで衝撃的な新発見ばかりで興味深く聞かせて頂きました。ジビエ業界も競争率が高いそうですので、今後ますます差別化していく必要があるのであろうと感じました。

清水さんが経営されている「山里カフェ Mui」は3/19から春季オープンだそうですので、興味がある方は是非とも足をお運びください。

庄司知教さん(合同会社 木かんしゃ 代表社員)

「環木の家」という初めて知った家のスタイルでしたが、すごく面白みのある家だと感じました。

しかし、家を建てるという事業はその性質上様々な課題が立ちはだかってくると思います。素晴らしいビジョンをお話頂いたので、それを力強く実現させていって欲しいと感じました。

以前お会いしたこともある庄司さんはとにかく熱い漢なので、必ず夢を叶えていける人だと思っています。

鈴木孝浩さん

まさに「面白い空間づくり」を具現化しているのがタカハウスです。

私もアースバックハウスの製作に関わりましたが、皆でセルフビルドを共有することがあれほどまでに楽しさを生み出すことに驚かされました。

様々な面白い取り組みを生み出し続けている活動が気になった方は、是非ともブログをチェックしてみてください。


全ての発表を通して、多くの刺激と学びのある時間を過ごすことができました。

各起業実践者の今後の活動を注意深く見守っていくと共に、「三河の山里 サポートデスク」の取り組みそのものについても理解を深めていきたいと思います。

また、安形さんの総括の中でお話のあった「チャレンジする人の生態系を生み出す」という言葉こそが、これからの山里での暮らしに大きな影響を与えていくエッセンスになると感じました。

チャレンジがますます増えれば、その先の可能性は無限大に拡がっているはずです。

民間でのチャレンジを行政・議会がどうサポートしていけるかも模索する必要がありそうです。

考えだすとキリがなく寝れなくなりそうですので、今日はこのあたりで…

それでは、また明日!

【参考】岩手県紫波町「オガールプロジェクト」

こんばんは。

本日は岩手県紫波町の「オガールプロジェクト」を紹介致します。

新城市でも近頃は公共施設が話題に挙がることが増え、「新城市公共施設等総合管理計画」が作成されたり、2018/2/3に開催する第6回市民まちづくり集会でも「公共施設」がテーマになっています。

ということで、以前私が記事を見かけて気になったオガールプロジェクトは、補助金に頼らない公民連携の新しい公共施設の姿を実現しています。

以下の記事をご覧いただければ概要が分かると思いますので是非とも一読願います。

岩手県紫波町「オガールプロジェクト」 補助金に頼らない新しい公民連携の未来予想図

国からの補助金を活用して素晴らしい公共施設を作り上げた事例は多くありますが、オガールプロジェクトによって建設されたオガールプラザ・オガールベースに見るような事例はそう多くはないはずです。

これからの地方自治、地方創生においてはやはり「公民連携」が重要になってくると思います。

「全て行政頼み」あるいは「市民へ丸投げ」といった状況を生み出すことなく、密な連携を取りながら様々な事業を執行していけるかが鍵になるはずです。

また、その中で地方議会がどのような形で関わっていけるかも大きなポイントになりますので、これからの議会のあり方を模索してまいります。

まずは、公・民ともに様々な取り組み状況をしっかりと把握するところからが第一歩…

毎日新しい発見ばかりです。

それでは、また明日!

【初詣】福井県の氣比神宮へ

こんばんは。

本日は朝から峰野県議の事務所主催の「福井県氣比神宮への初詣バスツアー」に参加してきました。

朝8:30頃に出発して19:00頃に帰宅ということで、丸一日満喫できた素晴らしい日帰り旅行でした!

初めて訪れた氣比神宮では10mを超える高さの立派な鳥居を拝見することができました。

雪が積もっていて足元は悪かったですが、白銀の雪景色の中で朱色の鳥居が映えていて綺麗な風景でした。

お昼ご飯も美味しくて大満足な1日でした!

準備等大変だったと思われますが、その分しっかりと満喫させて頂けました。参加させて頂きありがとうございました。

それでは、また明日!

 

【議会改革】ICTの活用調査

こんばんは。

昨日は議会改革調査の一環としてICT活用の研修会が開催されました。

本研修は市議会のメンバー全員が参加して開催され、ペーパーレス議会システムである

「SideBooks」について東京インタープレイ(株)の担当者の方にデモを含めた説明を頂きました。

SideBooksは、ペーパーレス会議や社内資料閲覧・共有など様々な用途で活用できるシステムで、業務の効率化経費削減労務改善に効果があるそうです。

このシステムでは、電子化した文書をクラウド上で管理し、登録されたメンバーで共有することができます。

つまり、議案なり計画書、方針書なりを電子化してパソコンからアップロードすることで、それらのファイルをタブレットやスマートフォンなど様々なデバイスから閲覧できるようになります。

今までの議会では、定例会がある毎に大量の印刷物(一人あたり100枚以上?)が必要になっていました。

大量の紙資料が議員+行政の各担当者分必要になるため、紙の枚数もさることながらそれらを印刷・製本・配布するだけでも中々の事務作業が発生しているはずです。

それらの事務作業や紙の印刷量を減らすことができれば、議会業務の効率化やサービス向上以外にも様々な恩恵があると思います。

細かな機能については、SideBooksのHPをご確認いただければと思いますが、デモで使用した印象としては非常に使いやすく便利で業務の効率化に繋がることを確信しました。

同業他社のシステムもありますが、自治体シェアNo.1の実績セキュリティの高さを含めて最も優れているシステムだと感じました。

実際に愛知県内でも複数の自治体で導入が進んでおり、高い信頼性を誇っているようですので新城市議会でも早期の導入を目指して、積極的に活動をしていきたいと思います。

早いタイミングでの導入によって、継続的な効果を生み出していくことで費用面の回収や業務効率化の推進の後押しができればと思うからです。

それでは、また明日!

【激寒】寒さに耐える日々

こんばんは。

今日は朝から2月臨時会の招集があり、議案の説明がされました。

臨時会の議案は2件のみですので本会議は2/1の1日だけです。

以下にスケジュールを掲載しておきます。

また、今日の夜には市民まちづくり集会の準備会がありました。

いよいよ本番が2/3に迫ってきたということで議論も大詰めです。

来週に最後の打合せを実施し、より充実したまちづくり集会を皆さんで作り上げていきますので是非ともご参加ください。

今日も21時過ぎまで議論が白熱しました。

終わる頃には外は0℃近くに…

明日の朝も厳しい冷え込みが予想されます。

路面凍結による事故が多発しているようですので、ますますご注意ください。

それでは、また明日!

【研修会】地方創生時代の政策と議会のあり方を学ぶ

こんばんは。

今日は犬山市へ出向き、「地方創生時代の政策と議会のあり方を学ぶ」という題目の研修会に参加してきました。

まずは、「地域から未来を変える」と題して早稲田大学名誉教授の北川正恭先生の基調公演から始まりました。

北川先生と言えば、マニフェスト大賞の授賞式を思い出します。

新城市議会からもいずれは応募できるような成果を出していきたいです。

続いて、「犬山のまちづくり」と題して犬山市長の山田拓郎さんの講演。

今人気の犬山市の成長が如何にして作り上げて来られたのかお話頂きました。町興しのエッセンスを様々紹介して頂きましたので、今後の新城市のまちづくりの参考にしていきます。

引き続いて、「前例より前進、議会機能向上」と題して犬山市議会議長のビアンキ・アンソニーさんの議会先進事例報告が行われました。

シンプルな言葉で的確なお話を頂き、すんなりと理解することができました。

「言うは易く行うは難し」と思われることも実行してきた行動力には非常に驚かされました。

その後は休憩を挟んで、北川教授、ビアンキ議長、会津若松市目黒議長、瀬戸市三木議長、可児市川上議長によるパネルディスカッションが執り行われ、研修会が終了しました。

各議会での様々な現状、今後の取り組みの予定等、参考になる情報を多数聞くことができましたので、新城市議会のあるべき姿を議員間で討議してみたいと思います。

研修会を終えて、外に出てみると…真っ白に…

研修会が始まる時には一切雪が降っていない状態でしたが、4時間後には5cm以上雪が積もっていて驚きました。車で行こうと思ってましたが、電車で行ってよかった〜^^;

明日の朝はここ数年で最も厳しい寒さになるそうです。ご用心ください。

それでは、また明日!

【学びの日】総務消防委員会勉強会③

こんばんは。

今日は朝から定例報告会があり、行政からの報告が2件ありました。

2件とも海外からの観光客を増進するための案件です。私自身特に、設楽原歴史資料館の充実は必須だと思います。

その後は先週の火曜日に引き続き、「総務消防委員会の勉強会Part3」が開催されました。

本日の主な内容を掲載しておきます。

  • 会計の仕事(事務分掌)の説明(会計課)
  • 現金出納、物品購入出納、公共料金について(会計課)
  • 支出負担行為、支出命令等について(会計課)
  • 会計管理者の審査、確認事項について(会計課)
  • 新庁舎建設について(契約検査課)

会計課については業務の細かな部分まで説明頂き、理解を深めることができました。

行政運営における「お金の流れ」のイメージを掴むことができました。

また、新庁舎については現状の報告と今後の予定を説明頂きました。

今後の予定の部分についてはまだまだ未確定要素もあり、情報発信は控えますが今後も注目すべき事業になるかと思いますので定期的に情報を伝えて参りたいと思います。


また、子供たちの通学路の安全を守るため、カーブミラーを設置してきました。(低い位置の子供用)これで安心かと思われます。

明日は研修で犬山市へ行ってきます。

雪で交通が乱れないことを願います。

それでは、また明日!

【完走】久しぶりの新城マラソン

こんばんは。

昨日は10年以上ぶりぐらいに新城マラソンに参加してきました。

開会式では、議長の挨拶も。

スタート前にはガチャピン&ムックと記念撮影も!ありがとうございました!

久しぶりのマラソン参戦なので念入りに準備運動を。

ここ最近まともに走ることがほとんどなかったので今回は足を慣らす意味を込めてジョギングペースで駆け抜けました。

最高に恵まれた天気の中、気持ちよく5kmを走りきることができました!

大会運営にもたくさんの知り合いの方々が協力されていました。スタッフの皆様のお陰で素晴らしいマラソン大会が実現されているのだと感じました。朝早くからありがとうございました。


さて、関東方面は大雪で交通機関に大混乱を招いている状況だそうです。

交通事故等に巻き込まれぬよう、くれぐれもご注意ください。

特に明日の朝は0度以下まで気温が下がるそうなので、路面が凍結する可能性が高いです。転倒に十分お気を付けください。

また、今週の半ばには愛知県でも積雪の可能性があるようですので注意が必要です。

ただただ大雪にならないことを願います。

明日は朝から定例報告会。その後、総務消防委員会の勉強会。新しい学びのある1日になりそうです。

それでは、また明日!

【まとめ】地方自治体の財政状況について

こんばんは。

先日受講した研修で学んだことを通して、自治体の財政状況について自分なりに調査・整理した内容を掲載しておきます。

主に総務省のHPからの情報を元にしております。


地方自治体財政指標について

まず始めに、自治体財政を分析する上で知っておくべき用語を整理しておきます。

①形式収支

形式収支 = 歳入総額 ー 歳出総額

  • 歳入総額から歳出総額を単純に差し引いた歳入歳出差引額のこと
  • 歳入総額には前年度の繰越金も含まれるので通常はプラスとなる
  • 形式収支がマイナスの場合には翌年度の歳入を繰上充用する

②実質収支

実質収支 = 形式収支 ー 翌年度に繰越すべき財源

  • 当該会計年度の実質的な黒字額あるいは赤字額を示す
  • 歳入に見合った歳出が執行されるのが望ましいため、黒字額が大きければ良いというものでもない

③単年度収支

単年度収支 = 当該年度の実質収支 ー 前年度の実質収支

  • 実質収支は過去の収支の累積のため、その影響を控除した単年度の収支のこと
  • 租税を徴収する統治団体としては単年度収支が黒字になり続けるのは推奨されず、一定の期間をおいて赤字になるのが健全である
  • 行政水準の引き上げや租税等の引き下げによって市民に還元することで単年度収支を赤字にすることができる

④実質単年度収支

実質単年度収支 = 単年度収支 + 積立金 + 繰上償還金 ー 積立金取崩し額

  • 黒字・赤字の各要素が歳入歳出面に措置されなかったとした場合、単年度の収支がどのようになるかを捉えるための指標

⑤標準財政規模

  • 地方自治体の標準的な状態で通常収入されるであろう経常的一般財源の規模を示すもの

⑥実質収支比率

実質収支比率(%) = 実質収支 / 標準財政規模 × 100

  • 実質収支の標準財政規模に対する割合で、実質収支比率が正数の場合は実質収支の黒字、負数の場合は赤字を示す
  • 実質収支比率としては概ね3〜5%程度が望ましい

⑦経常収支比率

経常収支比率(%) = 経常経費充当一般財源 / (経常一般財源 + 減税補填債 + 臨時財政対策債) × 100

  • 地方自治体の財政構造の弾力性を判断するための指標で、人件費、扶助費、公債費のように毎年度経常的に支出される経費(経常経費充当一般財源)が大きいほど比率が高くなる
  • 比率が高いほど硬直した財政構造となり、社会資本整備や地方債償還に充てられる資金の割合が少ないことを示す
  • 地方自治体では75%以下が望ましいとされているが、平成25年度の地方公共団体全体の経常収支比率は91.6%となっており、硬直的な地方財政が続いている状況である

⑧財政力指数

財政力指数 = 基準財政収入額 / 基準財政需要額

  • 基準財政収入額は標準的な行政サービスを提供するのに必要な一般財源の額
  • 基準財政需要額は標準的な状態において徴収が見込まれる税収入額
  • 過去3年間の平均値を用い、潜在的な財政の余裕度を表した指標である
  • 指数が1未満の自治体へは地方交付税が交付されるが、1を超えると地方交付税が交付されなくなる

⑨公債費負担比率

公債費負担比率(%) = 公債費充当一般財源 / 一般財源総額 × 100

  • 公債費に充当された一般財源の一般財源総額に対する割合のことで比率が高いほど財政運営の硬直性が高まっている
  • 一般的には、財政運営上15%が警戒ライン、20%が危険ラインと言われる

⑩実質赤字比率

実質赤字比率(%) = 実質赤字 / 標準財政規模 × 100

  • ⑥実質収支比率と同様の算出方法で、収支が赤字の場合のことを示す
  • 地方自治体の一般会計等の赤字の程度を指標化したもので、財政運営の悪化の度合いを示す

⑪連結実質赤字比率

連結実質赤字比率(%) = 実質赤字 / 標準財政規模 × 100

  • ⑩実質赤字比率と同様の算出方法で、「公営企業を含む地方自治体の全会計」に対する赤字の比率を示す

⑫実質公債費比率

実質公債費比率(%) = ((元利償還金 + 準元利償還金) ー (特定財源 + 元利償還金・準元利償還金に係る基準財政需要額算入額)) / (標準財政規模 ー (元利償還金・準元利償還金に係る基準財政需要額算入額)) × 100

  • 借入金(地方債)の返済額(公債費)の大きさを自治体の財政規模に対する割合を示したもの
  • 18%以上で起債許可団体、25%以上で早期健全化団体となり単独公共事業の起債制限、35%以上で一般公共事業の起債も一部制限される

⑬将来負担比率

将来負担比率(%) = (将来負担額 ー (充当可能基金学 + 特定財源見込額 + 地方債現在高等に係る基準財政需要額算入見込額)) / (標準財政規模 ー (元利償還金・準元利償還金に係る基準財政需要額)) × 100

  • 自治体の借入金(地方債)等現在の負債の大きさを、財政規模に対する割合で示したもの
  • 比率が高いほど将来財政を圧迫する可能性があり、都道府県では400%、市町村では350%以上になると早期健全化団体となる

⑩〜⑬の4つの指標の総称が「健全化判断比率」と言われる。財政の早期健全化等の必要性を判断するものであるとともに、他団体と比較することで、当該団体の財政状況を客観的に示すことができる。

財政状況資料集について

財政状況資料集の概要

国・地方の財政状況は引き続き厳しい状況にあり、歳出削減等を進めて財政健全化を図ることが喫緊の課題となっている中で、地方公共団体が健全な財政運営を行うためには、住民や議会等の理解を得られるように、財政の状況及び分析に関する情報をできる限り正確に、かつ、わかりやすく公表することが重要となっています。

より有用な財政情報の開示にするため、平成22年度決算分から新たに「財政状況資料集」として再編成を行いました。 – 総務省:財政状況資料集より

今回は説明のために「愛知県新城市」の財政状況資料集を使用しますが、各自治体の資料もダウンロード可能ですのでご覧ください。

総務省:平成27年度決算財政状況資料集

■財政状況資料集 総括表全体

■財政指標部分抜粋

①〜⑬の指標が上記の「地方自治体財政指標」で説明したものに対応しています。

つまり、財政状況資料集総括表のこれらの数値を見ることによって財政状況をある程度分析することができます。

また、財政状況資料集のExcelファイルの別シートには「普通会計の状況」「各会計、関係団体の財政状況及び健全化判断比率」「財政比較分析表」「経常経費分析表(経常収支比率の分析)」「経常経費分析表(人件費・公債費・普通建設事業費の分析)」「性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)」「目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)」「実質収支比率等に係る経年分析」「連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析」といった細やかな情報が掲載されているため、より詳細な分析をすることができます。

特に「財政比較分析表」には各団体の財政指標値をピックアップしてその値を全国平均等と比較して現状と今後の展望についてコメントが記載されているため、理解に役立つかと思います。

■財政比較分析表


私自身もこれらの財政指標をより深く分析し、これからの新城市のまちの姿を思い描いてまいります。

財政についてはまだまだ理解する必要があるものが多くあるかと思いますので、引き続き勉強を継続していきたいです。

それでは、また明日!