こんばんは。
ここ数年は日本中で異常気象による集中豪雨・ゲリラ豪雨が取り沙汰されることが多くなっております。
その状況は新城市でも例外ではありません。
今年に入ってからも集中豪雨によって豊川の水位が上昇し、排水機場を利用するような措置が取られています。
台風が発生しやすく、豪雨による水害が多発する季節が到来した。「ゲリラ豪雨」という言葉が定着し、河川の決壊や土砂崩れで人命が奪われる災害が後を絶たない中、東三河では完成から半世紀以上の歴史を誇る豊川放水路の役割が再認識されている。
低気圧に伴う前線で4月25日未明から大雨となり、豊川(とよがわ)の水位が上昇。豊川市金沢町の金沢霞地区で約1・1㌶や、豊橋市の賀茂霞地区で約5・2㌶、牛川霞地区で約0・06㌶と、それぞれ田畑の一部が浸水した。人的被害はなかったが、豊橋市内でも牟呂町の市営西部住宅南西の交差点付近が浸水し、一時通行止めになるなどの被害が出た。
この時、新城市の布里雨量観測所では25日正午までに185㍉の累加雨量を観測。早朝6時からの1時間で51㍉の激しい雨を記録した。新城市庭野の石田水位観測所では氾濫注意水位(4・20㍍)を2時間超過し、豊川市柑子町の放水路第一水位観測所でも同水位(7㍍)を3時間超えた。
これを受けて、国交省中部地方整備局豊橋河川事務所は午前8時40分から約1時間半、豊川放水路分流堰ゲートを全開とする措置を取った。小坂井排水機場と古川排水機場も稼働し、50㍍プール約100個分に相当する約11万4000立方㍍を排水。これにより、豊橋市牛川町地点の水位を約1・5㍍低下させた。もし放水路がなければ、牛川、下条霞地区などで約140㌶の面積と19戸が浸水被害に見舞われていたと想定される。
また、仮に河道改修工事と設楽ダム建設が完了していた場合、豊川市三上町地点の水位は約30㌢低下し、金沢霞、賀茂霞地区での浸水被害は発生していなかったとも推定される。
昔からたびたび洪水を起こした豊川。江戸時代には霞提が造られ、昭和になってからも水害が発生したことから、1965(昭和40)年に全長約6・6㌔の放水路が完成した。「想定外」の自然災害が起こりうる昨今、先代の築き上げた財産の価値を再認識し、充実化や改良が求められる。 豊川放水路の役割(東愛知新聞より)
今後も大きな被害が出ることのないよう、様々な措置が取られていくことになりそうです。
安全・安心な暮らしが何よりも大切ですもんね!
それでは、また明日!