【記録】議員活動を大解剖⁉︎「知られざる市議の働き」

こんにちは。

昨日、議員の活動時間についての記事を書いたところ、「活動記録が気になる」とのご意見を頂きましたので2017年11月13日〜2018年2月11日までの91日間の活動記録を公開するように整理していこうと思います。「91日×4シーズン=364日≒1年」 ということで年間どれくらいの活動が発生しているのかを知って頂ければと思います。

私自身、SE時代には「毎日、何時間何の作業をしたのかを記録する」ことが職場のルールでしたのでこの記録を作成することに特に負担を感じていないのが幸いです。

なお、今回の活動記録の公開における目的はあくまで個人的な「議員活動の見える化」に対する取組であり、一個人の活動記録を公開するのみなのでこの記録を新城市議全員の標準的活動として捉えるようなことはご遠慮願います。

議員活動は各議員ごと多面的に行われておりますので、この記録をもって他の議員の方も含めて新城市議の活動時間が多いとか少ないとか活動内容が薄いとかの議論にならぬようお願い申し上げます。

私個人へのご指摘であれば全く問題ございません。

「市議会議員って何してるの〜?何をしてるかあんまり分からないよね〜」

といった感覚を持っている方も多くいるかと思いますので、そんな方々への純粋な情報公開の場として捉えて頂ければと、、、

議員活動記録にあたってのルール

活動記録を作成するにあたってまず始めに、「定義付け」が必要になります。

「何をもって議員活動にかかった時間と捉えるか」によって活動時間に大きなズレが生じる可能性もありますので、その辺りを明確にしておきます。

今回の記録作成にあたって参考にするのは、会津若松市議会によって平成22年12月に報告された

「議会活動と議員定数等との関連性及びそれらのあり方」

の最終報告資料です。これだけの報告資料を整理するのにはかなりの手間が掛かったことが想像できますが、有益な情報を整理頂けていることに感謝です。

上記の資料の中に、このような定義があります。

各領域の定義付けについては上記の資料より抜粋した形で簡単に説明しておきます。

領域A(会議・委員会における議員活動)

会議・委員会は、法的な議会活動であり、その会議・委員会に出席し、活動することは当然に「 公務性のある議員活動」といえるものであり、議員の職務です。

領域B(協議・調整の「場」における議員活動)

領域Aには属さないが、議員全員協議会や常任委員会協議会、広報広聴委員会といった「 公務性のある議員活動」に含まれるものです。

領域C(領域A及び領域Bに付随する議員活動(会派活動を含む))

会議・委員会(領域A)及び協議・調整の場(領域B)に付随する議員活動とは、領域A及び領 域Bの会議等において、議案審議や一般質問、政策研究、政策立案等を行うために必要となる「事前準備」に関する「全ての活動(会派で行う活動を含むが、政党活動・政治活動は除く。)」を言います。 具体的には、本会議における一般質問の原稿作成や議案の精読などの活動、質問準備のための現地調査や調査研究などの活動を言います。

領域X(市民からの相談、各種団体、市主催行事へ出席する活動)

市民から受ける各種相談・区長会など各種団体への出席は、通説としてその活動に公務性は認められていません。しかし、これらの活動は、会津青年会議所のアンケート調査及び都道府県議会制度研究会の研究成果物では重要な意義を有していることが指摘されています。こうした点を踏まえ、これらの活動についても公務性の付与を認めるべきと考えます。また、市の主催(共催)する公の行事に出席することに公務性を認めるとします。


これらの定義を参考にし、今回の活動記録における調査項目を以下のように定義致します。

  1. 本会議・委員会・視察(議員派遣)
  2. 協議または調整の場における議員活動
  3. 議案精読・通告書作成・請願の紹介・根回し/質問取り・任意の協議
  4. 視察(議員個人)・政務調査
  5. 広報活動(議員活動報告会、チラシ作成/頒布、ブログ、SNS活用)
  6. 要望/相談・要望の取次
  7. 冠婚葬祭・各種行事への出席
  8. その他政治活動・後援会活動

基本的には会津若松市議会での定義を大別したものを1〜7の項目として定義し、そこに含まれないであろう政治的な活動(例えば後援会交流会等)を8つ目の項目として定義しておきます。

8項目毎に日当たりの活動時間を記録しておいて公開することを目指します。

なお、今回の調査では主たる目的のために必要になる時間として、視察における移動時間を含めた形で整理致します。

結果報告まで約3ヶ月

上記の定義付けに従って、活動時間を記録したものを約3ヶ月後にご報告致します。

それまでの間ももちろんブログでの議員活動報告は継続していきますので、結果報告を楽しみに待ちながら随時ブログをチェックして頂ければと思います。

何事も継続は力なり。

新城市若者議会も3期目のゴールに向かって尽力しています。

そちらのブログも是非ご覧下さい。⇨ http://wakamono-gikai.jp/

それでは、また明日!

【記録】議員活動を大解剖⁉︎「知られざる市議の働き」」への6件のフィードバック

  1. 初めてコメントさせていただきます。

    大変良い試みだと感じ入っています。
    市議会議員の仕事といえば、年4回、一か月だけの定例会だけではないかと揶揄されることがしばしばですが、議員活動を細かく分別してそれぞれの時間を記録するという手法を思いついたことに感心しています。
    お若いのに(という言い方は控えたいところですが)、ご自身の今までの仕事での経験を早速議員活動に活用しているところに竹下さんの非凡さを感じます。
    3か月後の報告を楽しみにしています。

    議員さんご自身の仕事ぶりにも関心はありますが、市議会でどんな出来事が起こっているのかも、市民にとっては関心のあることだと思います。
    竹下さんのブログでは初登庁の日からの様々な出来事などが細かに書かれていて、市政に関心のある市民にとって重要な情報源になっていると思います。
    1年生議員だからといって臆することなく、市民が知っておくべきことと判断されたらこちらのブログでどんどん情報発信していってください。
    期待しています。

    • けまさん
      コメントありがとうございます。
      開かれた議会活動を謳う中でも、細かな報告をするのは誰しも手間が掛かってやりたくないことかもしれません。
      しかし、だからこそその部分にメスを入れて明確な情報を広く市民に公開すべきだと思っています。
      議員活動がブラックボックスになってしまわぬよう、これからも情報発信を継続していきます。
      今後とも見守り願います。

  2. 活動記録は素晴らしいと思います。
    頑張ってください。
    反対する先輩も居るでしょう。
    期間限定で良いと思います。

    • 百日紅さん
      誰でもやろうと思えばできるが、議員活動における暗黙のタブーとも言える要素を含んでいるのかもしれません。
      まずは期間を絞って、3ヶ月間しっかりと記録してみます。

  3. 色々なものにチャレンジしようと言う姿勢は 感じ取れますが 民間にも優れた者が沢山居ます 時間外でも構いませんので外部の者との話する機会を作られると 良いと思います 例えば 市の施設で布里のサイクリングの里?廃屋は 固定資産税の支出 投資金の未回収 建物の劣化 とても残念です 新城市でもナンバーワンの ロケーションを持ち春の桜 秋の紅葉 渓流の縁 イベント用のスペースなど 私たち民間のスーパーバイザー達としては新城市の知名度を上げるにとても魅力のある物件です 他にも気になるもが 数カ所あります 箱はすでにありますお金をかけずに成果をあげる知恵を出し合いましょう。

    • うさじさん
      コメントありがとうございます。
      私自身も「サイクリングの里の再活用」には非常に興味があります。素晴らしいスポットだと思っています。
      市民・行政・議会の連携無くして実現できないことが数多くあると考えてます。
      また情報交換させて頂ければと思いますので宜しくお願い致します。

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