【学び】新城設楽建設事務所とは?

こんにちは。

先日、勉強会にてお話を聞かせて頂いた「新城設楽建設事務所」道路整備課、河川整備課、維持管理課、の内容についてまとめておきます。

新城市内の道路や橋梁、河川、砂防、公共施設等は新城市が管理を担当している場所も多いですが、県が管理している場所も多くあります。

あるいは、市と県が共同で管理しているようなものもあります。

これらの県が管理しているものを担って頂いてるのが「新城設楽建設事務所」です。

普段の生活の中で県事務所の仕事を意識されることは少ないのではないかと考えられますが、道路や河川の整備など私たちの生活に密接に関わる部分を支えて下さっています。

それでは、3つの課についてご紹介致します。

道路整備課

主な事業としては、

  1. 道路改良事業
  2. 橋梁事業
  3. 道路災害防除事業
  4. 交通安全対策事業

があります。

道路改良事業では、①地域の活性化に貢献、②医療サービス・救命率の向上、③安全・安心な地域ネットワークの構築、という道路に期待される3つのストック効果の早期発現を目指し、事業を推進されています。

平成30年度には、R151号新城バイパス(八束穂)の4車線化や作手清岳新城線の現道拡幅等をはじめ、市内10箇所での事業を予定しています。

橋梁事業では、道路改良事業に伴う橋の新設・架け替え工事や、橋梁点検結果に基づく修繕を順次行なっています。

道路災害防除事業では、第3次あいち地震対策アクションプランに基づき、防災拠点となる市町村役場に至る緊急輸送道路のうち、優先度の高い落石等危険箇所の対策工事等を実施することで、緊急輸送道路の防災対策を推進しています。

交通安全対策事業では、少子高齢化社会に対応した生活圏や交通基盤の整備を図るため、歩行空間のバリアフリー化や通学路の歩道整備など、安心・安全な交通環境の確保を行なっています。

河川整備課

主な事業としては、

  1. 河川改修事業
  2. 砂防事業
  3. 急傾斜地崩壊対策事業
  4. 地すべり事業
  5. 土砂災害警戒区域等の指定

があります。

河川改修事業では、山間部河川の河岸侵食、洪水等の防止を図るとともに、河川のもつ多様な自然環境を保全し防災面との両立をはかる多自然川づくりを進めています。

平成29年度には、矢作川水系巴川(新城市作手黒瀬)の河川改修工事を実施したそうです。

砂防事業では、山地渓流からの豪雨出水による土石流災害から住民の方々の「いのち」と「くらし」を守るため、砂防工事を進めています。

山間地を多く有する新城市においては事業の対象箇所が非常に多いため、全てを完了するのは困難な状況ですが、優先度の高い箇所から順次進めて頂いているそうです。

急傾斜地崩壊対策事業では、豪雨によるがけ崩れにより、人家や公共施設に被害がおよぶ危険のある箇所において、崩壊対策工事を進めています。すでに90区域の工事が概成し、現在、東栄町の田村区域始め7区域で事業を実施しています。

地すべり対策事業では、第三紀層、断層地帯等に分布する地すべり防止区域において防止対策工事を進め、すでに11区域の工事が概成したそうです。

土砂災害警戒区域等の指定では、土砂災害から住民の方々の生命を守るため土砂災害のおそれのある区域を明らかにし、市町村の行う警戒避難体制の整備支援や住宅等の新規立地の抑制など、ソフト対策を推進しています。

このところ、連続的な豪雨によって市内でも土砂崩れの発生が増えてきている中で災害復旧に尽力されて頂いています。

維持管理課

維持管理課では、道路・河川・砂防法及び都市公園条例等に基づく本来の目的以外の使用を認めるための占用や承認工事などの許認可事務を行なっています。

また、道路・橋梁・河川等の公共施設を日常的にパトロールし、不法行為の排除、指導、点検、不良箇所の早期発見をし、道路維持作業班にて、維持・修繕を行い、施設の保全、事故並びに災害の防止に努められています。

その他にも、通行規制や雪氷対策等も適宜実施頂いています。

まとめ

約500㎢という広大な面積を有する新城市において、上記のような事業を実施することは非常に多くのコストを要しています。

しかし、そのどれもが安心・安全な市民生活にとって欠かせない事業となっています。

引き続き、事業の確実な遂行をお願いしていくと共に、市として連携・協力できる部分についても多くありますので私自身も微力ながら尽力してまいりたいです。

それでは、また明日!

 

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