こんばんは。
今日は朝から1日豊橋で勉強して来ました。
まずは愛知大学へ。
非常勤講師の清水良文さんから「地方自治体論」の授業にお呼び頂き、聴講して参りました。
「自治する日本を支えるもの」と題して、穂積市長による90分の授業でした。
私自身、理系大学での授業しか受けたことがありませんでしたので大学生に戻った気分で新鮮でした。また、最近の大学生の現状・動向等を知ることもできたので良かったです。
授業の内容としては、自治を取り巻く環境の変化を過去・現在・未来の視点で説明されており、身近な話題も交えながらの授業で非常に聞きやすかったです。
個人的には高齢化社会における年金問題のパラドックスの話が興味を惹かれました。聞けばなるほど…これから新城市でやるべきこと、その可能性がぼんやりと思い描かれました。
また、約13年首長を勤められた方の、代表・決定・責任というフレーズには重みを感じました。誰が言うかでこれほどまでに感じ方が違うものなんですね。
市内ではあまり聞けない、貴重な講義の時間となりました。
その後は豊橋青年会議所に寄って書類を提出し、ホテルアークリッシュ5階のグレイスへ。
「平成30年 東三河8市町村長を囲む新春懇談会」へ出席して参りました。
毎年開催されており、今年で第48回目の開催だそうです。
豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、設楽町、東栄町、豊根村の首長8名が一堂に会し、今年度の取り組み状況と次年度の重点施策を説明頂ける場です。
この懇談会に出席することで東三河の各市町村が今年度何を行い、次年度どういった事業を計画しているのか知ることができます。
情報共有のために、各市町村の説明の概要と重点施策の一覧を掲載しておきます。
豊橋市
本年は豊橋市総合計画後期計画(平成28〜32年度)の中間年となります。これまで市民の皆様をはじめ産学官金労各界の皆様とともに「輝き支えあう水と緑のまち・豊橋」を目指し、全力でまちづくりに邁進してまいりました。
新年におきましても、少子高齢化の振興や大都市圏への人口の転出超過が続いていることなど、本市を取り巻く厳しい状況にひるむことなく、また、国際的な開発指標であるSDGs(持続可能な開発目標)を政策の基本理念に据えながら、将来を見据えた未来への投資に積極的に取り組んでいきます。
4月からは、東三河8市町村の介護保険を統合し、東三河広域連合による介護保険事業が開始されます。統合によるメリットを最大限生かしながら、東三河地域がこれまで以上に一致団結し、「誰もが真の豊かさを実感できる地域」の実現を目指してまいります。
- 未来(あす)をひらく元気づくり(活力みなぎる産業の創出、未来に羽ばたく人づくり、選ばれるまち豊橋の実現)
- 未来(あす)をささえる安心づくり(安心して子育てできる暮らしの実現、いきいきとした長寿社会の実現、災害に強い暮らしの実現)
- 未来(あす)をつなぐまちづくり(持続可能なまちづくり、ECOなまちづくりの実践、新たな東三河の地域づくり)
豊川市
市長として10年という節目の年が過ぎ、私が掲げています政策ビジョン4Sのまちづくりについては、皆様のご理解とご協力により着実に取組を進めることができています。
本市を取り巻く環境は、人口減少や少子高齢化が予測される厳しい状況ではありますが、政策ビジョンで掲げた思いを盛り込んだ本市の総合計画や、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、定住人口や交流人口の増加に効果的な施策に重点を置いて取組を進めてまいります。
政策ビジョンの目標であります「子どもたちの笑顔があふれ安全安心で人にやさしいまち」の実現に向けて、本市の魅力を高められるよう、地方創生に係る重点施策に取組むとともに、全庁的な政策間の連携や地域間、官民等との連携を進め、効率的で効果的な市政の運営に努めてまいりますので、本年もご理解とご協力をお願いいたします。
- Smile【笑顔】「子育てするなら豊川市」といわれるまちをつくります
- Safety【安心】安全安心で活気のあるまちをつくります
- Soft【やさしさ】人にやさしく健康で自然と共生したまちをつくります
- Simple【わかりやすさ】わかりやすく、無駄のない行政をすすめます
- 国県への強い要望
蒲郡市
本年も、蒲郡市がより一層「夢と希望に満ちた、明るく輝く元気な町」になるよう、「堅実な行財政運営」、「産業の振興・働く場の確保」、「安全で住みやすい、魅了ある町づくり」の3つの施策を、市民の皆様と力を合わせ、一歩ずつ誠意をもって、全力で進めてまいります。
- 企業誘致の推進
- 産業の活性化
- 地方創生事業への取組み
- 都市基盤整備の促進
- 健康づくりの推進
新城市
先の市長選挙の結果、引き続き市政運営を担うこととなった。第4期マニフェストは、「少子高齢化・人口減少」問題に対し、「共につくろう!まち・ひと・しごと – 「チームしんしろ」でまちづくりの躍進を!」と銘打ち、さまざまな立場の市民が全体として一つの力が発揮できるようなチームワークをもって、新たな課題に立ち向かっていくことを目指す。
まちの未来は「支え合う力」と「稼ぎ出す力」を組み合わせていくことにあり、どちらが欠けても「まち・ひと・しごと」総合戦略を軌道に乗せることができない。「人生100年時代」とも言われる長寿社会の到来は、従来の「生産世代の扶養力のみに依拠する」仕組みを乗り越えることを要求している。
生産世代にこれ以上の負担を強いることのない高齢者の相互扶助や、所得機会拡大の仕組みを広げるとともに、高齢者経済が子育て、教育、地域コミュニティなどを支え、若者たちの活躍をも後押しする力となる、世代リレー型の経済循環を創出することを目標とする。
- 「新城版・賢人会議」・「福祉円卓会議」創設
- 「新城エネルギー公社」創設
- 「新城公共商社」創設
- 世界ニューキャッスルアライアンス会議を成功させ、「世界の新城」を発信
- 第2次総合計画策定
田原市
「改定版第一次田原市総合計画」に掲げるまちづくりの理念「みんなが幸福を実現できるまち」、将来都市像「うるおいと活力のあるガーデンシティ」の実現を目指すとともに、「田原市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に掲げる施策等を推進し、「元気な渥美半島」の創造を図ります。
本年は特に、「将来に向けた人口増施策」「住み続けたいまちづくり」「持続可能な地域づくりと行政基盤づくり」を重点施策に掲げ、地域・市民と一丸となって取り組んでまいります。
- 将来に向けた人口増施策
- 住み続けたいまちづくり
- 持続可能な地域づくりと行政基盤づくり
設楽町
設楽ダム建設事業は、家屋移転がすべて完了し、水没地域の買収も90パーセントとなり、転流工等の本体関連工事や付け替え道路事業が着実に進められています。
昨年度策定しました第2次総合計画では、「まちに活気・まちに愛着・まちに自身」をキャッチフレーズに”豊かな自然と魅力的な人に恵まれ、活気に満ちたまち”を目指しています。この将来像を実現するために、平成30年度は、ダム関連事業とともに、次のことを重点施策として実行します。
- みんなが主役の全員協働のまちづくり
- 森と水が活きる環境共生のまちづくり
- 地域産業の魅力と活力あふれるにぎわいのまちづくり
- 安全で快適な暮らしやすいまちづくり
- 支えあいと助けあいによる安心福祉のまちづくり
- 人とまちの未来を育む教育文化のまちづくり
東栄町
平成30年4月から「東栄町まちづくり基本条例」が施行されることに伴い、住民主体のまちづくりを今まで以上に推進します。条例によるまちづくりの理念は、「第6次総合計画」や「東栄町まち・ひと・しごと創生総合戦略」により着実に進め、協働のまちづくりを行い、東栄町の将来イメージである「山のめぐみをうけ、ともに築く彩の里」を実現します。
- 町民の暮らしを支えるプロジェクト
- 交流・移住・定住プロジェクト
豊根村
平成30年度は、現在、策定中の第6次総合計画のスタートの年度になります。第5次総合計画で今まで積み上げてきた取り組みを更に進めるとともに、新しい発想で将来につなげていく大切な年です。
常に住民とともに考え、行動し、公的支援と住民負担・義務を明確にするなど豊根らしさを追求して、将来にわたって持続できる村をめざしてまいります。
- 第6次総合計画に基づく事業の推進
- 観光交流アクションプランの推進
- 地方創生総合戦略の推進
- 遅れているインフラの更なる推進
- 生活基盤の整備促進
- 定住促進対策
- 福祉・医療対策
- 産業の振興
- 教育の振興
1日通して、多くの学びがある充実した日を過ごすことができました。
特に重点施策の動向については、他市町村の状況もしっかりと把握していきたいです。
それでは、また明日!